内田誠 燃料電池ナノ材料研究センター教授らの学術論文がアメリカ化学会学術誌に掲載され、論文のグラフィカルアブストラクトが表紙に採用されました

2022年1月26日 トピックス

 内田誠 燃料電池ナノ材料研究センター教授らの学術論文が、世界最大規模の化学系学術団体であるアメリカ化学会American Chemical Society発行の学術誌ACS Applied Energy Materials誌に掲載され、、論文のグラフィカルアブストラクト(図解抄録)が表紙に採用されました。
 論文のタイトルは「Effect of Pt Loading Percentage on Carbon Blacks with LargeInterior Nanopore Volume on the Performance and Durability of Polymer Electrolyte Fuel Cells」です。固体高分子形燃料電池においては白金(Pt)触媒の低減が最大の課題となっています。パナソニック株式会社との共同研究と、国立研究開発法人新エネルギー?産業技術総合開発機構(NEDO)の支援において、パナソニック株式会社社員で博士課程工学専攻エネルギー物質科学コース 3年の小林亜貴さん等との研究により、カーボンの粒子内のナノ細孔中の白金の有効利用にかかわる最適な白金の比率と、高分子電解質ポリマーの分布に関する重要な知見が得られました。この研究により燃料電池の耐久性や発電性能の飛躍的な向上が期待されます。

※The ACS HP