平成30年度第4回 大学院特別教育プログラム「研究教育セミナー」を開催
2019年1月31日 トピックス
2019年1月16日(水)、甲府キャンパスにおいて、平成30年度第4回大学院特別教育プログラム「研究教育セミナー」を開催し、学生や教職員等が参加しました。
本学では、「発生工学技術開発?実践」「流域環境科学」「先端脳科学」「協応行動科学」の各プログラムを展開し、諸学融合の観点から特徴的?先進的な大学院教育を実践しています。今回テーマとなった「協応行動科学」プログラムは、ヒトと機械を横断する新たな数理機構に立脚して、身体活動や集団秩序等について高度な支援?デザインのできる教育者、技術者を育成するのが目的で、2018年度から新たに始動しています。
セミナーでは、島 弘幸 生命環境学部准教授が「論理力を鍛える『フェルミ推定』のすゝめ」と題し講演しました。「フェルミ推定」とは特定できない数や調査することが難しい数などを論理的に推論し概算する思考法のことで、「サッカー選手は1試合の間にどのくらいの距離を移動するか」という命題のもと、参加者は選手が歩く速さと走る速さ、歩行と走行の時間の割合などをそれぞれ仮定し、推定値を求めました。
この他にもさまざまな問題が出され、参加者は熱心に議論し、活発な質疑応答が交わされるなど、異分野との融合研究に必要な思考力を修得する有意義なセミナーとなりました。