教育学部第29回教育フォーラム『教室における「話し合い」活動を創る』を開催
2017年2月1日 トピックス
平成29年1月25日(水)、甲府キャンパスおいて、教育学部第29回教育フォーラムを開催し、県内の小中高等学校の先生方、卒業生、学生、本学教員など約100名が参加しました。
このフォーラムは、本学教育学部実践教育運営委員会が中心となり、教育全般に対する知見の伝播と共有を目的に毎年開催するもので、今回は『教室における「話し合い」活動を創る』と題して、実りのある話し合いを成立させるには何が必要か、話し合い活動のあるべき方向性を追及しました。
はじめに「言語活動としての話し合い」をテーマに、本学名誉教授の須貝千里先生から文学教育における対話的な話し合いの必要性について、本学教育学域の岩永正史教授より「聞く」指導の難しさについて講演がありました。続いて、「言語活動以外の話し合い」として、同学域の高橋英児准教授より子どもが主体となる学級会での話し合いについて、甲府市立池田小学校校長の萩原 桂先生※から道徳でのねらいを定めた話し合いについて講演がありました。
その後、代表質問者(指定討論者)から発表を聴いての感想と質問が出され、質疑応答が行われました。
話し合い活動を、様々な専門領域の講師が多角的に捉えることで、表層的な話し合いから脱するための様々なヒントが提起され、会場内は講師の話に引き込まれた人々の熱気に溢れていました。
※萩原 桂先生:「萩」は、正しくは「蘒(くさかんむりの右下が亀の字)」。
環境依存文字につき、漢字が正常に表示されない場合があるため、文中では「萩」を使用させていただきました。